特定健康診査

特定健康診査(特定健診)とは

仙台で特定健診のご予約は当院へ

特定健康診査(特定健診)は、2008年4月から全国でスタートした健診です。生活習慣病の予防を目的として実施されています。

生活習慣病の前段階であるメタボリックシンドロームの兆候を洗い出し、生活習慣病発症によって起こる負の連鎖を食い止めるために、この特定健康診査はとても重要な役割を担います。

メタボリックシンドロームに着目しているということもあり、メタボ健診とも呼ばれています。

一般健診との違い

健康状態の把握に比重をおいた一般健診とは異なり、特定健康診査は病気の予防にウエイトが置かれています。

検査項目から比較しても、一般健診で実施されることが多い「視力検査/聴力検査/胸部レントゲン検査」などの検査項目は除外されています。

その代わり、生活習慣病に大きな影響を与える喫煙習慣の有無、肥満度(BMI測定や腹囲の測定)の確認など、メタボリックシンドロームの該当基準に照らし合わせて、その予備軍をピックアップしていきます。

新型コロナウイルス感染症と生活習慣病

基礎疾患(肥満や糖尿病、腎臓病等)があると、新型コロナウイルス感染症が重症化するリスクが高いことが報告されています。
そのため、コロナ禍において、特定健診の重要性はますます高くなっています。

仙台駅東クリニックは、仙台市「基礎健診・特定健診医療機関」に認定されています。

新型コロナウイルス感染症の重症化を未然に防ぐため、健康寿命を伸ばすためにも、特定健診を受診し、健康状態の改善に役立てましょう。
健診をご希望の方は、ぜひ当院へご相談ください。

特定健康診査の対象者・検査項目

お体で気になることがあればご相談ください

対象者

40〜74歳のすべての医療保険者
(国民健康保険や健康保険組合などの被保険者)

基本となる検査項目

1:問診

現在の健康状態はどうか、生活習慣(飲酒、喫煙など)の有無をチェックします。

2:身体測定

身長・体重の測定をはじめ、腹囲・BMIの算出など行います。

3:血圧の測定

高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因の1つです。

4:肝機能検査

肝細胞が破壊されると血液中に放出される酵素(トランスアミナーゼ)の量を測定します。
※ 肝細胞で作られる酵素(GOT /GPT)、胆管でつくられる酵素(γ-GTP )を測定

5:血中脂質検査

生活習慣病の1つである脂質異常症(高脂血症)の発症リスクを調べる検査です。
脂質検査では、血液中の中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロー ル、総コレステロールの数値を調べます。

6:血糖検査

血液中に糖(ブドウ糖)がどのくらい含まれているかを調べる検査です。
空腹時血糖またはヘモグロビンA1cなどを検査します。

7:尿検査

尿を検査することで、腎臓周りの病気のほか、生活習慣病の代表格である「2型糖尿病」の兆候を検査します。
尿中の糖や蛋白の有無を確認します。

そのほかの検査

お身体の状態や検査結果を踏まえて、医師が必要と認めた場合のみ実施される詳細な検査もあります。

心電図検査

心臓が正常に拍動しているかを調べる検査です。
血圧が受診勧奨判定値以上の方をはじめ、問診等で不整脈が疑われる方を対象に、心電図検査が推奨される場合があります。

眼底検査

眼底の血管は、人の体で唯一、直接観察できる血管です。この血管の状態を観察することで、高血圧や動脈硬化の程度、または、糖尿病性の変化などが確認できます。
全身の病気を推定できるという点で、生活習慣病の発見に有効とされています。

貧血検査

貧血は、赤血球が減り、からだ全体へ運ばれる酸素の量が少なくなることで、だるい、疲れやすいといった様々な症状を起こします。
血色素量および赤血球数、ヘマトクリット値などを測定し、貧血の兆候を確認します。

血清クレアチニン検査

腎臓が悪くなると、血液の中からクレアチニンを取り出して尿として外に捨てる働きが弱まり、血液の中のクレアチニンの量が増えていきます。
血清クレアチニン検査は、このように血液の中で増えてくるクレアチニンを測定し、腎臓の機能を数値的に確認する検査です。

特定健康診査で引っかかった方

特定健康指導のご案内

特定健康診査の検査結果から、「生活習慣病の発症リスクが高い」「改善が必要である」と判断された方は、特定健康指導と呼ばれるサポートを受けます。

特定健康指導とは

特定健康指導は、検査結果を踏まえたリスクの程度によって、「動機付け支援」と「積極的支援」の2つに大別されます。

動機付づけ支援

医師・保健師・管理栄養士が面接を実施し、患者さんそれぞれの状態に合わせて、目標と計画を立てていきます。生活習慣の改善を図るために、その「動機付け」を支援していきます。

積極的支援

同じく医師・保健師・管理栄養士が面接を実施し、患者さんそれぞれの状態に合わせて、目標と計画を立てていきます。その目標・計画を達成させるため、3〜6ヶ月間を目安に継続的に生活習慣改善のサポートを実施します。

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